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遺品整理の費用を抑える方法 — 自分でできる範囲の見極め方と相見積もりのコツ

この記事は一次情報(官公庁・関連団体の公式情報)を確認のうえ作成していますが、専門家による監修は現在準備中です。監修体制については監修者についてのページをご確認ください。

この記事のポイント

  • 自分でできる範囲(仕分けや自治体ごみの活用)を先に済ませておくと、業者に依頼する作業量そのものを減らせます
  • 売れる可能性がある品物を先に分けておくと、査定額が作業費用の負担軽減につながる場合があります
  • 自治体によっては、遺品整理のような一時的に大量のごみが出る場合に対応した収集制度を用意していることがあります
  • 複数社から見積もりを取り、内訳を比較することが、費用感をつかむための現実的な近道です
  • 料金の安さだけで選ばず、必要な許可を持っているかもあわせて確認することが、結果的に費用トラブルを避けることにつながります

費用を抑えたいと考えたら、まず整理しておきたいこと

遺品整理にかかる費用をできるだけ抑えたいと考えるのは、自然なことです。ただし、遺品整理の費用は間取りや荷物の量、依頼する作業内容によって幅が大きく、「これをすればいくら安くなる」という一律の答えがあるわけではありません。本記事では、具体的な金額の目安ではなく、費用を抑えるために取り組める現実的な方法を整理します。

費用を抑える方向性は、大きく分けて次の4つです。(1)自分でできる範囲を広げて業者に依頼する作業量そのものを減らす、(2)売れるものを見極めて査定額を負担軽減に充てる、(3)自治体の収集制度を活用する、(4)複数社を比較して適正な金額を見極める。順に見ていきましょう。

1. 自分でできる範囲を先に済ませておく

業者に依頼する作業量が減れば、その分だけ費用を抑えられる可能性があります。次のような作業は、体力や時間に余裕があれば自分たちで進めやすい範囲です。

  • 明らかなごみ・古紙・使いかけの消耗品の仕分け
  • 貴重品・重要書類・思い出の品を先に確保しておくこと
  • 大まかな「残す」「処分」の判断

範囲を区切って着手する具体的な進め方は「実家の片付けはどこから手をつける?」で解説しています。すべてを自分たちで終わらせる必要はなく、負担の大きい搬出や特殊な作業だけを業者に依頼する「部分的な併用」も選択肢のひとつです。自分でやるか業者に頼むかの判断基準は「遺品整理を自分でやるか業者に頼むかの判断基準」で詳しく取り上げています。

なお、不用品を自分たちで処分する際は、お住まいの自治体のごみ出しルール(分別・収集日・大きさの制限など)に従う必要があります。

2. 売れる可能性がある品物を先に分ける

貴金属、着物、骨董品、カメラ、楽器、ブランド品などは、買取対象になりやすい品目の代表例です。査定額が作業費用の負担軽減につながる場合もあるため、「価値が分からないから」とまとめて処分してしまう前に、一度査定に出してみる価値があります。買取対象になりやすい品目や、査定を依頼する前の準備については「家財の分別と『売れるもの』の見極め方」で詳しく解説しています。買取を依頼する場合は、依頼先が古物商許可を得ているかどうかもあわせて確認しましょう。

3. 自治体の粗大ごみ収集を活用する

家財の量がそれほど多くない場合、自治体の粗大ごみ収集を活用することで、業者に依頼する範囲を減らせることがあります。多くの自治体では、粗大ごみの収集にコールセンターやインターネットでの事前申し込みが必要で、品目ごとに処理手数料が設定されています。

一時的に大量の家財が出る遺品整理特有の事情に対応した制度を用意している自治体もあります。一例として、東京都八王子市では、引っ越しや遺品整理などに伴い「一時的多量かつ緊急に処理しなければならないごみ」を対象にした「臨時ごみ」という制度があり、市職員による現地調査を経て、許可業者に処分を依頼できる仕組みになっています。同市の場合、処理施設(戸吹クリーンセンター)へ自己搬入する可燃・不燃ごみの処分料は10キログラムあたり350円で、これに運搬料や作業費等が別途加算されます(出典: 八王子市「一時的多量かつ緊急に処理しなければならないごみの処理について(臨時ごみ)」)。

こうした制度の有無や名称、手数料は自治体によって大きく異なります。お住まいの自治体のホームページで、通常の粗大ごみ収集に加えて、遺品整理や引っ越しに伴う大量廃棄に対応した制度がないかを確認してみることをおすすめします。なお、自治体が案内する許可業者以外に廃棄物の収集運搬を依頼すると、無許可業者に依頼してしまうおそれがあります。環境省も、無許可の回収業者を利用しないよう注意を呼びかけています(出典: 環境省「廃棄物の処分に『無許可』の回収業者を利用しないでください!」)。安さだけを理由に無許可業者を選ぶことは、費用を抑えるどころか、後々のトラブルにつながりかねません。

4. 複数社から見積もりを取り、内訳を比較する

業者に依頼する部分がある場合は、1社だけで決めず、複数社から見積もりを取ることが、適正な費用感をつかむための現実的な方法です。比較する際は、総額だけでなく、次の点も確認しましょう。

  • 作業費・処分費・車両費などの内訳が明示されているか
  • 追加費用が発生する条件(当日、荷物が想定より多かった場合の扱いなど)
  • 買取と処分を組み合わせる場合の精算方法

同じ条件で依頼しないと比較がしにくくなるため、依頼したい作業範囲(部屋・品目)をできるだけ具体的に伝えることも大切です。見積もりの比較ポイントは「実家じまいの費用の考え方」でも詳しく解説しています。

「安さ」だけで選ばないことも、結果的な節約につながる

料金の安さだけを基準に業者を決めると、後から追加費用を請求されたり、必要な許可を持たない業者だったりするおそれがあります。業者を選ぶ際に確認しておきたい許可・資格については「遺品整理業者の選び方」で解説しています。

まとめ

遺品整理の費用を抑える方法は、自分でできる範囲を広げること、売れるものを見極めること、自治体の制度を活用すること、複数社を比較することの組み合わせです。どれか一つだけに頼るのではなく、状況に応じて組み合わせて進めることで、無理なく費用感を把握しやすくなります。具体的な金額の目安は、費用相場ページにてデータが整い次第、掲載していく予定です。

よくある質問

自分ですべて片付ければ、費用はかからないのでしょうか?

業者への依頼費用はかかりませんが、自治体のごみ処理手数料、資材費、レンタカー代などがかかる場合があります。また時間や体力の負担も考慮する必要があります。詳しくは「実家じまいの費用の考え方」で解説しています。

買取と処分、どちらを先に進めればいいですか?

売れる可能性があるものを先に仕分けて査定に出し、値段がつかなかったものを処分に回すという流れで進める方法があります。品目の見極め方は「家財の分別と『売れるもの』の見極め方」で解説しています。

粗大ごみとして出せば、費用はかかりませんか?

多くの自治体で、粗大ごみの収集には品目ごとの手数料がかかり、事前の申し込みも必要です。自治体によって制度や金額が異なるため、お住まいの自治体のホームページ等で確認することをおすすめします。

相見積もりを取るときに注意することはありますか?

できるだけ同じ条件(部屋・品目の範囲)で依頼し、総額だけでなく内訳を比較することが大切です。極端に安い見積もりの場合、必要な許可を持たない業者である可能性もあるため、金額だけで判断しないことをおすすめします。

具体的な費用相場を知りたいのですが?

実際の費用は間取りや荷物量によって幅が大きいため、当サイトでは費用相場ページにてデータが整い次第、目安を掲載する予定です。

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