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実家じまいコラム

実家の片付けはどこから手をつける?

この記事は一次情報(官公庁・関連団体の公式情報)を確認のうえ作成していますが、専門家による監修は現在準備中です。監修体制については監修者についてのページをご確認ください。

この記事のポイント

  • 実家の片付けは「全部を一気に」ではなく、範囲を区切って始めると着手しやすくなります
  • 最初に手をつけやすいのは、判断に迷いにくい「明らかに不要なもの」があるエリアです
  • 貴重品・重要書類・思い出の品は後回しにせず、早い段階で「置き場所」を決めておくと安心です
  • 実家じまい全体の流れを知りたい場合は、行程ガイドもあわせて参考にできます

「どこから」で迷う理由

実家の片付けは、対象になる範囲が家全体に及ぶうえ、ひとつひとつの持ち物に思い出や判断が伴うため、「どこから手をつければよいか分からない」と感じやすい作業です。一度にすべてを終わらせようとすると、範囲の広さに気持ちが追いつかず、かえって手が止まってしまうこともあります。範囲を区切って、着手しやすい場所から少しずつ進める考え方が、結果として全体を進めやすくします。

「どこから手をつければよいか」で悩むこと自体は、実家の片付けに取り組むうえで自然な感覚です。対象範囲が広く、ひとつひとつに判断が伴う作業だからこそ、最初の一歩に時間がかかっても不思議ではありません。焦って一気に片付けようとするよりも、進め方の見通しを立ててから着手する方が、結果的にスムーズに進むこともあります。

最初に手をつけやすい場所の例

判断に迷いにくい場所から始めると、片付けのペースをつかみやすくなります。たとえば次のような場所は、比較的着手しやすいとされています。

  • キッチンの消耗品類: 賞味期限切れの調味料や食品、使い切った容器など、残すかどうかで迷いにくいもの
  • 洗面所・浴室の日用品: 使いかけの洗剤やタオルなど、劣化・使用感で判断しやすいもの
  • 明らかなごみ・古紙: 新聞、チラシ、期限切れのカタログなど
  • 重複しているもの: 同じ用途の道具が複数ある場合、状態のよいものだけ残すという判断がしやすいもの

これらは「残すかどうか」で悩む場面が少ないため、最初の一歩として取り組みやすいエリアです。ここから始めて片付けのペースをつかんでから、判断に時間がかかる部屋や品物に進むと、途中で疲れてしまうことを避けやすくなります。

範囲の区切り方を決める

「どこから」と同じくらい悩みやすいのが、「どこまでを1回の作業範囲にするか」という点です。範囲の区切り方には、いくつかの考え方があります。

  • 部屋単位で区切る: 「今日はキッチンだけ」「次回は寝室だけ」というように、部屋ごとに完結させる方法です。達成感を得やすいのが特徴です。
  • 時間単位で区切る: 「今日は2時間だけ作業する」というように、時間を決めて着手する方法です。体力や気持ちの負担をコントロールしやすくなります。
  • カテゴリ単位で区切る: 「今日は衣類だけ」「次回は書類だけ」というように、部屋をまたいでも品目ごとに進める方法です。判断基準を統一しやすいのが利点です。

どの区切り方が合うかは、実家までの距離や確保できる時間によって変わります。一度に長時間・広範囲を片付けようとすると、疲労から判断の質が落ちやすくなるため、無理のない範囲を設定することが、結果的に効率よく進めるコツになります。

準備しておくと作業がスムーズなもの

片付けに取りかかる前に、次のようなものを準備しておくと、作業中に手が止まりにくくなります。

  • ごみ袋(自治体の指定袋がある場合は事前に確認)
  • 分別用の段ボールやコンテナ(残す・売れるかも・処分・保留の区分用)
  • 軍手・マスクなどの作業用装備
  • 貴重品・重要書類をまとめておく専用の箱や袋
  • 油性ペンやラベル(箱の中身が一目で分かるようにする)

特に、分別用の置き場所をあらかじめ決めておくことは、「家財の分別と『売れるもの』の見極め方」で紹介している3分類(残す・売れるかも・処分)をスムーズに実践するための土台になります。

先に「置き場所」を決めておきたいもの

片付けを進める中で、次のようなものが出てきたら、処分するかどうかを判断するより先に、まず「保管する場所」を決めて確保しておくことをおすすめします。

  • 通帳、印鑑、権利証などの貴重品
  • 保険証券、年金関係の書類などの重要書類
  • 実家の登記や契約に関する書類
  • 家族の思い出の品(写真、手紙、日記など)

これらは、片付けの過程で他の不用品と一緒に処分してしまうと、後から取り返しがつかない場合があります。「まとめて保管する箱」をひとつ用意しておき、気づいた時点でそこに入れていく方法が簡単です。重要書類や実家の名義に関する確認は、「実家をどうするか」で解説している内容ともつながってきます。

判断に迷うものは「保留」にしてよい

片付けを進めていると、「売れるかもしれない」「まだ使えそうだけれど今後使うか分からない」など、その場で即断できないものも出てきます。無理にその場で結論を出そうとせず、一時的に「保留」として分けておく方法があります。保留にしたものは、後日まとめて見直したり、買取査定に出して価値を確認してから判断したりすることができます。分別の具体的な考え方は「家財の分別と『売れるもの』の見極め方」で詳しく解説しています。

1回で終わらせなくてよい

「実家の片付け」と聞くと、まとまった休みを取って一気に終わらせなければならないようなイメージを持つ方もいますが、そのように進めなければならない決まりはありません。帰省のたびに少しずつ進める、月に一度のペースで通う、といった進め方でも問題ありません。むしろ、一度に無理をして途中で心身ともに疲れてしまうよりも、無理のないペースで何度かに分けて進める方が、結果的に最後まで続けやすいこともあります。

範囲を区切って着手し、「今日はここまで進んだ」という実感を積み重ねていくことが、「どこから手をつければよいか分からない」という漠然とした不安を減らすことにもつながります。

一人で抱えず、全体の流れも知っておく

「どこから手をつけるか」という目先の作業と合わせて、実家じまい全体がどのような流れで進むのかを知っておくと、今取り組んでいる作業が全体のどの位置にあるのかが見えやすくなります。全体の流れについては「実家じまいは何から始める?全体像と最初の一歩」で解説しています。範囲を区切って少しずつ進めながら、必要に応じて家族と分担したり、業者の手を借りたりすることも、無理なく片付けを進めるための現実的な工夫です。

よくある質問

実家の片付けは何時間くらいで終わりますか?

部屋数や荷物の量によって大きく差があり、一律の時間を示すことは難しいです。まずは1部屋、あるいは1つの引き出しなど、範囲を区切って着手し、ペースをつかんでから全体の見通しを立てる方法があります。

家族が遠方に住んでいる場合はどうすればいいですか?

頻繁に通えない場合は、帰省のタイミングに合わせて範囲を絞って進める、写真や動画で家の中の状況を共有しながら方針を決める、といった進め方があります。搬出・処分など体力が必要な部分は業者に依頼する方法も選択肢です。

何から捨てればいいですか?

判断に迷わないもの(明らかなごみ、賞味期限切れの消耗品など)から先に処分すると、部屋の見通しがよくなり、次の判断がしやすくなります。価値や思い出が関わるものは、後回しにしてじっくり判断することもできます。

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