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ゴミ屋敷片付けとは・費用相場と業者の選び方

ゴミ屋敷片付けとは、大量のごみや家財が堆積した住居を片付け・清掃するサービスです。ご本人やご家族だけでの対応が難しくなった場合に、専門の業者へ依頼することで、安全かつ計画的に片付けを進められます。

物が増えてしまった背景には、体調や環境の変化などさまざまな事情が重なっていることが多く、片付けを検討する際は本人や家族を責めずに進めることが大切です。量が多い、衛生面の不安が大きいといった場合に、業者への依頼が選択肢になります。

ゴミ屋敷片付けの費用相場

間取り別の費用目安です。掲載事業者の公開料金をもとにした全国目安レンジで、実際の金額は荷物の量や作業内容によって変動します。

間取り費用目安(税込)
1R・1K
19,800円〜110,000円7社の公開料金を集計・2026-08-04時点
1DK・1LDK
29,800円〜220,000円6社の公開料金を集計・2026-08-04時点
2DK・2LDK
40,000円〜350,000円6社の公開料金を集計・2026-08-04時点
3DK・3LDK
100,000円〜450,000円6社の公開料金を集計・2026-08-04時点
4LDK以上
150,000円〜220,000円5社の公開料金を集計・2026-08-04時点

他のサービスとの費用相場を比較する

ゴミ屋敷片付けの費用は何で決まるのか

上の表のとおり、当サイトが集計したゴミ屋敷片付けの全国目安は、同じ2DK・2LDKでも40,000円〜350,000円と約8.8倍の開きがあります(6社の公開料金を集計・2026-08-04時点)。 間取りだけでは金額が決まらないのがこの作業の特徴で、見積もりの金額は次の要素の積み上げで変わります。

  • 運び出す量(トラック何台分か)

    見積もりの中心になるのは、部屋の広さそのものではなく実際に運び出す量です。同じ間取りでも、堆積の高さや部屋数によって必要な車両の台数が変わるため、金額の幅が大きくなります。量の見立てが電話だけでは付きにくいのは、この分野で現地見積もりが基本とされる理由でもあります。

  • 中身の種類と分別の手間

    生ごみ・液体の残った容器・スプレー缶・家電・布団などが混ざっていると、分別と処分の手間が増えます。家電リサイクル法の対象品(テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機)は別料金になることが多いため、見積書で処分費の扱いを分けて確認しておくと後の行き違いを防げます。

  • 搬出の動線

    階数とエレベーターの有無、玄関から道路までの距離、トラックを停められる位置は、必要な作業員数と時間に直結します。前面道路が狭く大きな車両を近付けられない場合、小さな車両で往復することになり、同じ量でも金額が変わります。

  • 清掃・消臭・害虫への対応

    運び出したあとに必要になる作業の範囲でも金額は変わります。床の清掃だけで済む場合と、消臭・除菌や害虫の駆除まで必要な場合とでは作業内容が別物です。原状回復や壁・床の張り替えまで含むかどうかは、見積もりの段階で線引きを決めておく項目です。

  • 作業人数と日数・時間帯

    量が多いほど人数と日数が増え、人件費が積み上がります。近隣への配慮のために早朝・夜間や休日を指定する場合、対応可否と料金が通常と変わることがあります。急ぎの日程を希望する場合も同様に、条件を先に伝えたうえで見積もりを取ると比較しやすくなります。

遺品整理・不用品回収との違い(どの呼び名で相談すればいいか)

同じ「家の中の物をまとめて片付けてほしい」という相談でも、業界では呼び名がいくつかに分かれています。呼び名が違うと、見積もりに含まれる作業の範囲と料金の決まり方が変わるため、どの言葉で相談するかによって出てくる金額もそろいません。

実際には1社が複数の呼び名で受けていることが多く、当サイトの掲載事業者でも兼ねているケースが大半です。以下は、それぞれの言葉が指す典型的な状況と、当サイトがゴミ屋敷片付けに対応する事業者として掲載している中で、その作業も受けている社数です。

ゴミ屋敷片付けと似たサービスの違いと、当サイトの掲載事業者での併営社数
呼び名この言葉で相談する状況料金の決まり方ゴミ屋敷片付け対応97社のうち
不用品回収運び出したい物がはっきりしていて、生活はできている状態。家具・家電など「これとこれ」を指定して引き取ってもらう。トラックの積載量(軽トラック・2tトラックなど)や品目の単位で決まることが多く、量が読めれば事前に概算しやすい。56社
遺品整理亡くなった方の家財を、残す物・譲る物・処分する物に仕分けながら片付ける。供養や形見分けの相談を含むことがある。間取りを基準にした料金表を出している事業者が多い。仕分けの手間と搬出量の両方が金額に効く。96社
特殊清掃室内で人が亡くなった、体液や強い臭いが残っているなど、通常の清掃では原状回復が難しい状況。現場の状態で作業内容が変わるため、基本料金に汚染範囲ごとの作業費を積み上げる形が多い。62社
空き家片付け住む人がいなくなった家の家財を撤去し、そのあとの管理・売却・解体まで見据えて動きたい状況。家財の量に加えて、現地までの距離・庭木や外構の作業を含むかどうかで変わる。36社

右端の社数は、当サイトがゴミ屋敷片付けに対応する事業者として掲載している97社のうち、その作業も公式サイトで対応と明記している社数です (市場全体の統計ではありません)。

どの呼び名で頼むか迷う場合は、状況をそのまま伝えたうえで「作業範囲をどこまで含めた見積もりか」を確認するのが確実です。物の量が多く、臭いや害虫の対処が必要で、片付けたあとの清掃まで頼みたい、という組み合わせであれば、ゴミ屋敷片付けとして相談すると話が早く進みます。

ゴミ屋敷片付けの進め方と、業者に依頼する前に確認すること

  1. 1

    安全を確保して、現状を記録する

    まず足元と出入口の安全を確保します。堆積物の崩落・つまずき・カビや粉じんの吸い込みが起きやすい環境のため、無理に奥へ入らず、手袋とマスクを着けて確認できる範囲だけを見ます。部屋ごとに写真を撮っておくと、電話やメールでの相談時に状況を伝えやすくなります。

    • ガスの元栓・通電状態・水漏れの有無を確認する
    • 各部屋の写真と、堆積のおおよその高さを控える
    • 本人が住んでいる家なら、片付けについて本人の同意を先に得る
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    誰の家として進めるかを決める

    本人が住んでいる家か、亡くなった方の家か、すでに空き家かによって、進め方も相談先も変わります。本人が住んでいる場合は、本人の同意なく物を処分すると信頼関係を損ないやすく、その後の再発にもつながります。家族だけで判断が難しいときは、自治体の相談窓口や地域包括支援センターに相談する選択肢があります。

    • 所有者・居住者・費用を負担する人をそれぞれはっきりさせる
    • 賃貸の場合は退去期限と原状回復の範囲を管理会社に確認する
    • 本人の生活状況に不安があれば、福祉の相談窓口も候補に入れる
  3. 3

    現地を見てもらったうえで見積もりを取る

    電話やチラシの表示価格だけでは、実際に運び出す量まで見立てられません。現地を見たうえで内訳の付いた見積もりを複数社から取り、同じ作業範囲で比べます。作業範囲がそろっていない見積もりを金額だけで並べると、あとから追加費用の形で差が戻ってきます。

    • 見積書に人件費・車両費・処分費の内訳があるか
    • 量が想定を超えた場合に追加料金が発生する条件が書かれているか
    • 家電リサイクル法の対象品や、消臭・害虫対応が別料金かどうか
    • キャンセル料が発生する時期と金額
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    許可と契約内容を確認して依頼先を決める

    家庭から出る家財・生活ごみは一般廃棄物にあたり、これを業として収集・運搬するには市区町村の許可が必要です。環境省も、市区町村の許可や委託を受けずに家庭のごみを回収する業者を利用しないよう注意を呼びかけています。買取もあわせて依頼する場合は、古物商許可の有無もあわせて確認します。

    • 一般廃棄物収集運搬業の許可(または市区町村の委託)を確認する
    • 買取を含めるなら古物商許可の番号を確認する
    • 作業範囲・金額・日程を書面で残してから契約する
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    作業当日の段取りを近隣とそろえる

    トラックの停車位置、作業の時間帯、共用部の養生など、当日の段取りは近隣への影響が大きい部分です。集合住宅では管理会社への事前連絡が必要なことがあります。貴重品や思い出の品は、当日その場で判断すると手が止まりやすいため、探してほしい物を先にリストにして渡しておくと進みが変わります。

    • 駐車位置と作業時間を事前に決め、必要なら近隣へ声をかける
    • 探してほしい貴重品・書類・写真をリストにして渡す
    • 当日の立ち会いの有無と、判断を任せる範囲を決めておく
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    片付けたあとの状態と再発防止まで決めておく

    運び出しが終わった時点と、清掃・消臭まで終えた時点では、部屋の状態がまったく違います。どこまでを完了とするかを先に決めておくと、引き渡しの場で判断に迷いません。再び物が溜まらないようにするには、ごみ出しの負担を減らす仕組みが要ることも多く、自治体のごみ出し支援や見守りの取り組みが使える場合があります。

    • 完了の基準(搬出のみ / 清掃まで / 消臭・原状回復まで)を決める
    • 処分した物の量や品目の報告を受け取れるか確認する
    • 定期的なごみ出しに不安が残るなら、自治体の支援制度を調べる

自治体はどう関わるのか(相談先の考え方)

ゴミ屋敷は、事業者に見積もりを取る話であると同時に、住まいの安全や近隣との関係が関わる問題でもあります。 ゴミ屋敷そのものを直接扱う法律は無く、対応は市区町村ごとの取り組みに委ねられているため、 「自治体に相談できるのか」「相談したらどうなるのか」は地域によって答えが変わります。

全国的な状況は、環境省が全国1,741市区町村を対象に実施した アンケート調査で公表されています(回答率100%・令和4年9月末時点)。以下はその集計からの抜粋です。

  • 661市区町村

    ごみ屋敷事案を認知(全体の38.0%)

    平成30年度から令和4年度までの5年度の累計で5,224件

  • 2,588件

    認知した事案のうち改善(49.5%)

    改善の理由には助言・指導のほか、関係部署の連携による包括的支援も挙げられている

  • 101市区町村

    専用の条例等を制定済み(5.8%)

    制定予定なしは1,585市区町村(91.0%)

相談・通報が入口になっている

事案を把握したきっかけとして最も多かったのは「市民からの通報」で586市区町村(88.7%)、次いで「パトロールによる把握」が153市区町村(23.1%)でした。「原因者の親族等からの相談」も92市区町村(13.9%)、「原因者からの相談」も63市区町村(9.5%)あり、家族や本人からの相談を受け付けている自治体があることが分かります。

行政の対応は現地確認と話し合いが中心

行っている対応として多かったのは「現地確認」551市区町村(83.4%)、「原因者に対する直接指導」487市区町村(73.7%)、「関係部署と連携した包括的サポート」273市区町村(41.3%)でした。片付けそのものより、状況の確認と本人との話し合い、関係する部署をつなぐ役割が中心になっています。

同意なく撤去されるものではない

「敷地内のごみを撤去」と回答した114市区町村のうち、原因者等の同意を得て撤去しているのは112市区町村(98.2%)でした。「敷地外に散乱したごみを撤去」と回答した96市区町村でも、同意を得ているのは78市区町村(81.3%)です。相談したとたんに家の物が持ち去られる、という進み方が一般的なわけではありません。

窓口はごみの部署が入口になりやすい

条例等を制定している101市区町村で所管部局として最も多いのは「廃棄物部局」で60市区町村(59.4%)、「福祉部局」が4市区町村、「廃棄物・福祉部局共管」が4市区町村です。どこに問い合わせればよいか分からない場合は、まず環境・ごみを扱う部署から尋ねるのが近道になります。

費用面の支援を条例に置いている自治体もある

条例等の措置として「支援」を規定していると回答したのは25市区町村で、報告書には、片付けに要する費用の2分の1に相当する額(50万円を限度)を補助金として交付する例や、生活保護法等の規定に基づく手続に関する情報提供の例が挙げられています。ただしこうした制度があるかどうかは市区町村ごとに異なるため、お住まいの自治体の公表情報で確認が必要です。

専用の条例が無い自治体のほうが多い

専用の条例等を制定しているのは101市区町村(5.8%)にとどまり、1,585市区町村(91.0%)は制定予定なしと回答しています。理由の有効回答1,318件のうち959件は「事案を認知していない」旨の回答で、既存の条例や廃棄物処理法などに基づいて対応しているという回答もありました。条例が無いこと自体は、相談できないことを意味しません。

出典: 環境省環境再生・資源循環局廃棄物適正処理推進課「令和4年度「ごみ屋敷」に関する調査報告書」(令和5年3月公表)。調査対象は全国1,741市区町村、 回答率100%、令和4年9月末時点。割合の母数は項目ごとに異なります(認知状況・条例等の制定状況は1,741市区町村、認知方法と対応内容は事案を認知している661市区町村、所管部局は条例等を制定済みの101市区町村)。 いずれも複数回答を含みます。

相談先をどう決めるか

  1. 1住んでいる市区町村の窓口。 自治体名と「ごみ屋敷」で検索すると、対策の方針や窓口を公表している自治体があります。 たとえば東京都世田谷区は「いわゆる『ごみ屋敷』対策」として、環境保全課と各総合支所の 地域振興課を窓口に挙げ、居住者への助言や福祉的な支援を行いながら不要な物品の撤去や整理整頓を促し、 やむを得ない事情で居住者が対応できない場合は区が代わって片付けを行うことがあると公表しています (出典: 世田谷区「いわゆる『ごみ屋敷』対策」)。取り扱いは自治体ごとに異なります。
  2. 2生活面の不安が背景にあるときは、 福祉の相談窓口や地域包括支援センターも候補になります。環境省の調査でも、関係部署と連携した 包括的なサポートが対応として挙げられており、ごみの片付けだけでは解決しない事情が 重なっているケースが少なくないことがうかがえます。
  3. 3片付けそのものを依頼する相手は民間の事業者です。 家庭から出る家財・生活ごみは一般廃棄物にあたり、市区町村の許可や委託を受けずに回収することは 認められていません(出典: 環境省「廃棄物の処分に『無許可』の回収業者を利用しないでください!」)。見積もりの段階で許可の有無を確認してください。

進め方・業者選びの要点

依頼先を選ぶときに確認しておきたいポイントです。

  • 許可の確認

    不用品の処分を依頼する場合、一般廃棄物収集運搬業許可の有無を確認しましょう。

  • 本人・家族を責めない対応か

    事情を丁寧に聞いたうえで、責めることなく進めてくれる業者かを確認しましょう。

  • 見積もりの内訳を比較

    複数社から見積もりを取り、内訳や追加料金の条件を比較することをおすすめします。

  • 対応スピード・柔軟性

    状況によっては早めの対応が必要な場合もあるため、対応可能な日程を確認しておきましょう。

よくある質問

片付けは自分で進めるべきですか、業者に頼むべきですか?

ごみの量が多い、衛生面の不安が大きい、体力的に難しいといった場合は、業者への依頼を検討する目安になります。まずは安全確保を優先し、無理のない範囲で判断することが大切です。

業者に依頼するとき、何を確認すればいいですか?

一般廃棄物収集運搬業許可の有無や、見積もりの内訳を確認しましょう。本人や家族の事情に配慮した対応をしてくれるかどうかも、依頼先を選ぶ目安になります。

近隣に知られずに依頼できますか?

対応方法は業者によって異なります。プライバシーへの配慮について、依頼前に相談しておくと安心です。

地域からゴミ屋敷片付けの相談先を探す

都道府県を選ぶと対応エリアの情報ページに進めます。「事業者一覧」は、県内の一部の事業者がゴミ屋敷片付けに対応している都道府県に表示しています(全社が対応している都道府県は、 都道府県ページの一覧がそのままゴミ屋敷片付けの一覧になります)。

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